2020年から小学校でプログラミングの授業が必須になり、ますます日本のプログラマー人口が増加する中、海外の様々な国では日本人のITスキルアップの為のスクールが多くあります。
日本でプログラミングスクールは数多くありますが、世界で通用するスキルと英語力を同時に学びたい方は海外でIT留学という選択をオススメします。
しかしIT留学といってもインド、アメリカ、フィリピンなど様々な国で学校があり、どの国で留学をするか迷っている方も多いかと思います。
僕はインドでIT留学を経験しましたが、事前にいろんな学校や国を調べていたので、国別の知識があります!
そこで今回はIT留学をどこの国へ行くか迷っている方に、学習環境や、学費などを比較しどこの国がオススメかご紹介します!
↓YouTubeでインドIT留学の体験を全て語っているのでご覧ください!↓
IT留学ができる国を徹底比較
IT留学ができる国は、語学留学と比べるとそこまで多くはなく、日系のスクールがある国は限られています。
現地のプログラミングスクールに通う手もありますが、非常に難易度が高く、手続きも非常に手間なので、日系の企業が運営しているスクールに通うのがいいでしょう。
IT留学ができる主な国は以下のとおりです。
インド | タイ | フィリピン | アメリカ | |
環境 | 2 | 4 | 3 | 5 |
費用 | 2 | 2 | 2 | 0 |
技術 | 4 | 2 | 3 | 5 |
英語 | 1 | 1 | 4 | 5 |
総合 | 2.5 | 2.5 | 3 | 3.5 |
特徴 | 環境は非常に悪いが、 技術レベルは高い | 日系の店舗も多く 生活環境が整っている | 日系の学校が非常に多く、 リゾート地としても有名 | 費用は非常に高いが、 世界屈指の技術を学べる |
スクールによって特徴は様々なので、あくまで一参考として見てください!
これらの国別に詳しく解説します!
インド
インドはIT先進国として有名な国で、世界トップクラスのIT企業のGoogleやMicrosoftの開発拠点がインドにあるほどIT産業が盛んな国です。
インドは治安が悪い、衛生面が悪いと思われがちですが、発展している都市は治安も良く、おしゃれなカフェもあったりして生活するには十分な環境です。
僕がIT留学をしていた、インドのバンガロールという街は、インドの軽井沢ともいわれるほど、住みやすい街でした!
インドには一つ大きな問題点があり、インド人の英語がとても聞き取りにくいという点です。
インド人の英語は独特の訛りが特徴的で「ヒングリッシュ」と呼ばれ、英語とは別の言語として扱われるほどです。
なので、プログラミングの授業を受けるときは、インド人講師の英語を理解しないと行けないので、あらかじめインド人の英語に慣れる必要があります。
学習環境:★★☆☆☆
授業料:★★☆☆☆
技術力:★★★★☆
英語力:★☆☆☆☆
- ネットが繋がらない事が多い
- 授業料1年間約60万円
- 英語が聞き取りにくい
- 先生のレベルは高い
- 扱う言語が多い(Java,Javascript,PHP,Ruby,Pythonなど)
都市部とはいえ、停電がよく起こり授業ができない時も多々あります。生活費はかなり抑える事ができますが食べるものが限られている。
タイ
タイでは物価が安く生活環境が整っていることから、数多くのフリーランスエンジニアや日本のIT企業が進出しており、フリーランスエンジニア養成学校や、プログラミングスクールがあります。
首都バンコクでは日本以上に過ごしやすい環境があったり、どこでも4Gが使え、Wifiコンセント付きのカフェが多くありエンジニアにはもってこいの国です。
僕もタイには何回も行ったことがあり、リモートでエンジニアの私語するにはもってこいの国です!
タイでIT留学をしてそのままフリーランスになる方が多く、将来独立を考えている方にはオススメの国です。
インド同様タイ人の英語の発音も独特の訛りがあり、初めはかなり聞き取りづらいですが徐々に慣れてきます。
学習環境:★★★★☆
授業料:★★☆☆☆
技術力:★★☆☆☆
英語力:★☆☆☆☆
- フリーランスを目指す方におすすめ
- 物価が安い
- 英語が聞き取りにくい
- 日本食が沢山ある
- 授業料1ヶ月20万円
フリーランス養成学校では授業料は高いですが、実践的な技術を習得できるのですぐに収入に繋がります。世界でもトップクラスに日系のお店があり生活は不自由なく暮らせます。
フィリピン(セブ島)
フィリピンは東南アジアの国でありながら英語圏の国で、訛りがない綺麗な英語を話す事が特徴で英会話スクールが多くあり日本人に人気です。
アメリカやカナダなど学費が100万円以上かかる国に比べて、20万円〜と格安で語学留学ができます。
フィリピンにはリゾート地がたくさんあり、楽しみながらIT留学することができます!
フィリピンでは英語×IT留学が人気で、初めの1ヶ月は英語を学び、その後ITを1〜3ヶ月間学ぶプログラムが多いです。
なので、英語に自信がないけど海外でITを学びたい方にはオススメです!
学習環境:★★★☆☆
授業料:★★☆☆☆
技術力:★★★☆☆
英語力:★★★★☆
- 英語の発音が綺麗
- 授業料3ヶ月70万円
- HTML,CSS,PHPが多い
- 島なので活動範囲が狭い
- 日本人が多い
- 物価が安い
日本人向けの学校が多いため安心ですが、海外に埋れたい方にはお勧めできません。初心者が参加しやすいため基本的なHTML,CSSの学習が基本です。
アメリカ
世界で1番のIT先進国でGoogleなどの有名なIT企業の本社がアメリカにあります。
エンジニアの人数も最も多い国で最先端のプログラミング技術を学ぶ事ができます。
フィリピンなどのように日本人が経営しているスクールは少なく、基本的にはアメリカの大学に入学しプログラミングの授業を専攻する必要があります。
アメリカの大学でがっつりプログラミングを学んで、そのままシリコンバレーのIT企業に就職したい人におすすめです!
なので授業についていける英語力は必須で、基本的なプログラミングスキルを持っていないと授業に付いていけないでしょう。
世界トップクラスのIT企業に就職を目指す方やより高度な技術を学びたい方にオススメです。
学習環境:★★★★★
授業料:☆☆☆☆☆
技術力:★★★★★
英語力:★★★★★
- 高度な英語力が必要
- 授業料1年間200万円~
- 物価・授業料が高い
- 技術力が高い
- 大手IT企業を目指す方にお勧め
英語力、基礎プログラミング力が必要なので、入学の難易度は高いと言えるでしょう。生活、学習環境も良く1年間留学すれば世界で通用する技術を身につける事ができるでしょう。
IT留学を選ぶ際に注意するべきポイント
IT留学は非常に高い受講料と、膨大な時間を使ってプログラミングを学習するので、スクール選びには慎重にならなければなりません。
自分に合ったスクールでないと、途中でストレスを感じてしまい、その後の学習に支障をきたします。
以下のポイントを押さえておくだけでいいスクールを選べるので知っておきましょう!
- ネット環境が整っているか
- 経験豊富な現役エンジニアに教えてもらえるか
- 費用と授業の質が合っているか
- 過去の卒業生の進路を確認する
これらのポイントについて詳しく解説します!
ネット環境が整っているか
まず、インドやフィリピンなどの発展途上国でIT留学する場合は、そのスクールのネット環境が整っているか確認するようにしましょう!
プログラミングはネット環境が命なので、通信速度が遅い、たまに停電するなどの支障あれば、勉強を妨げます。
僕はインドでIT留学しているとき、たまに停電したり、WiFIが弱い時が合ったので、ストレスを感じていました。
まだまだ日本ほど環境は整っていないので、大目に見てあげることは大事ですが、事前にスクールにどれくらいのネット環境なのか確認しましょう!
経験豊富な現役エンジニアに教えてもらえるか
IT留学では、外国人のエンジニア講師がマンツーマンで教えてくれる場合が多いです。
その講師がしっかりと経験豊富な現役のエンジニアなのか確認するようにしましょう!
IT業界は変化がすごく早いので、現役でないと最新の技術を教えてもらうことができません!
最も最悪なケースとして、未経験のエンジニア講師を雇って、カリキュラム通りに教えさせている学校は要注意です。
事前にスクール側に確認して、どんな経歴を持つ講師が在籍しているのか、教材や教える内容は常にアップデートしているのか確認しましょう!
費用と授業の質が合っているか
IT留学についてあまり詳しくない人であれば、どれくらいの相場で、どんなカリキュラムなのか知らない人もいると思います。
だいたいIT留学の費用の相場として1週間3〜5万円程度で、3ヶ月間受講すると約50万円前後の授業料が相場だと思ってください。(各国によって異なります。+で滞在費など必要)
仮に3ヶ月で授業料が50万年の場合、以下のようなカリキュラムがあるスクールを選ぶようにしましょう!
- プログラミングの基礎
- プログラミングの応用
- 自習できるようにカリキュラムがある
- オリジナルサービスの開発サポート
- カウンセリング
- いつでも質問できる環境
最低限このサービスや内容が受けれないスクールは選ばない方がいいと思います。
過去の卒業生の進路を確認する
最後に見るべきポイントとして、過去の卒業生の進路を確認するようにしましょう!
これがそのスクールの質を左右する重要な指標です。
例えば、過去の卒業生でエンジニア就職・転職した事例がない、何かオリジナルのサービスを開発した経験がないなどのスクールは質が悪い可能性があります。
卒業生の進路はその人次第ですが、今後のキャリアに活かせているのかが非常に重要です!
事前にスクールの担当者に、卒業生の進路などを何人か確認して、自分もその道に進めることが明確になった上で検討するといいでしょう。
IT留学国別比較まとめ
結論、IT留学は非常におすすめで、プログラミングだけに集中できる環境があるので、しっかりと目標を決めて取り組めば、エンジニア転職や、フリーランスエンジニアになることは可能です。
莫大な時間と、費用がかかるので、しっかりと国別に比較して、スクールごとに調べて自分に合ったIT留学先を見つけてください!