

今回の記事では、未経験から3ヶ月でベトナムのIT企業でエンジニアとして働く事ができた僕が「ベトナムのIT企業で行っている業務」を具体的ご説明します!
→ 大学生の僕が未経験から3ヶ月でエンジニアになった方法をご紹介します!
現役の大学生が、海外のIT企業で働いている情報を発信している方はなかなか少ないと思うので、「これから海外のIT企業で働いてみたい!」そんな方の参考になればと思います!
- 学習歴3ヶ月でどんな仕事をできるようになるのか知りたい方
- 大学生でも海外のIT企業で働けるか知りたい方
- 海外のIT企業で働くにはどんなスキルが必要か知りたい方
僕が勤めてるIT企業の事業内容
まず僕が勤めているIT企業はベトナムでオフショア開発を行っている企業で、詳細をざっくりお伝えすると、、、
- ベトナムのホーチミンにあるオフィス
- 東京に本社がある
- 日本人3名、ベトナム人13名
- Web制作
- Webアプリケーション開発
- 企業向けアプリケーション開発
- Webマーケティング事業
- 受託&自社開発
主にこのようになっており、使用しているプログラミング言語を上げると
- HTML
- CSS
- SCSS
- PHP
- JavaScript
- jQuery
- Laravel
- Java
主にこのようなプログラミング言語を使用して、Web系の開発を行っています。
オフショア開発を簡単に説明すると、インドやベトナムなど人件費が安くエンジニアが多い国で、日本で不足しているエンジニアを低賃金で雇う事ができるため、現地にオフィスを構え「日本で仕事を受注する→オフショアで開発(ベトナム)」このような流れをオフショア開発と言います。
受託案件が多いですが、自社サービスの開発も行っており、日本人ディレクターを中心に、ベトナム人デザイナー、フロントエンドエンジニア、システムエンジニア、アプリ開発エンジニアが共同して開発を行っています。
エンジニア5割:ディレクター5割
ざっくりと僕が行っている業務は
エンジニア5割:ディレクター5割
このような割合となっています。
エンジニア業務では、0から開発することはなかなかありませんが、細かな修正や追加してほしい機能があれば部分的に実装する感じです。
ディレクター業務に関しては、日本のクライアントからの要望を、ベトナム人エンジニアにわかりやすく伝えて作業してもらうために、「指示書」と言うものを英語で作成します。
- 日本のクライアントからの要望
- 要望を画像や英語を使用して指示書を作る
- ベトナム人エンジニアに依頼する
- 要望通りに実装できるかチェックする
- 納品
主にこのようなながれでディレクション業務は行っています。
エンジニアとしてのコーディング技術の向上と、顧客との関わりマネジメント能力の2つを体系的に学ぶ事ができて、とても満足しています。
修正依頼の対応(コーディング業務)

ベトナムのオフィスには日本人エンジニアが僕1人しかいないので、簡単なコーディング依頼に関してはありがたいことに、ほとんど僕に任せてもらっています。
- サイトリニューアルによるテキストの流し込み
- デザイン崩れの修正
- 部分的な実装(ハンバーガーメニューやアニメーション)
- metaタグの設置
- 要素の追加
主にこのようなことを行っています。
システムに関しては何年も経験があるベトナム人エンジニアがやったほうが確実で早いので、なかなか納期が迫った案件に関してはシステム構築のコーディングはできていません。

基本的にHTML,CSSで修正できないものはな無いくらい成長する事ができました!
ワイヤーの作成

次にサイトを構築するにあたってワイヤーと言うものを作成する必要があります。
- サイトのコンセプト
- ターゲット(ペルソナ)
- 実装する機能(レスポ対応なのか、どのシステムを採用するのか)
- サイトマップの作成
- サイトを構成する要素を図に書き起こす(サイト設計図)
主にサイトを制作する前にワイヤーを作るのですが、このような要素を盛り込む必要があります。
ワイヤーはWebサイト制作における指針のような役割があるので、非常に重要な仕事になります。
ワイヤーを作る際には以下のスキルが必要になってきます。
- Webマーケティング
- ある程度のプログラミング知識
- ロジカルシンキング
- デザイン性
- UI,ULについて
- 消費者行動論
Web制作はコーディングさえできれば作れると思われる初心者の方がいますが、それは大きな間違いで「売れるサイト」を作るためには、その他に上記のような様々なスキルが必要になってきます。

コーディングさえ出来ればサイトが作れると僕も当初は思ってたので、とても勉強になります!!
動作のチェック、エラーの確認

ベトナム人エンジニアが実装した機能の確認テストチェックする業務も行っています。
例えばECサイトを構築している際に、「商品をカートに追加〜決済」これが正常に作動しているかや、文字化けが無いか、レイアウト崩れが無いかなどを入念にチェックしています。
このチェック作業は一般の素人でもできそうと思う方が多いかもしれませんが、プログラミング知識のある人しか気づけない箇所も多くあります。
例えば一例を上げるとすると、、、
- metaタグが入っていない
- imgにはwidthとheightが指定されているか
- HTTPSが使用されているか
- アナリティクスが設置されているかどうか
- レスポンん支部対応できているか
- 404エラーページが存在するか
「エラーチェックって僕でもできるんじゃね?」と思われる方は上記の事が理解できますでしょうか?
サイトを公開する際にはWebマーケティングの知識も必要になってくるので、プログラミング知識だけでは十分ではありません。
Web制作のチェックにはプログラミングスキルとWebマーケティングスキルが必要!
ベトナム人エンジニアのディレクション

これまで紹介してきたことをまとめるとディレクション業務になります。
基本的にベトナム人エンジニアとのコミュニケーションはSkypeを使ってのチャットワークで英語でやり取りをしています。
テキストで伝えるのが難しい場合は、英語でコミュニケーションをとったり、英語が話せない方に対しては通訳を挟んでコミュニケーションをとっています。
ベトナム人エンジニアをディレクションする上で、非常に難しい点が、日本とベトナムの価値観が違うと言う点です。
- 日本人:美徳意識が高い(細かい)→ピクセルパーフェクト
- ベトナム人:大らかな人が多い → デザインのズレが生じる
この辺りの価値観の違いにより、思い通りに仕事が進まない事があります。
なので、ディレクションする際にはベトナム人が見落としそうな点を重点的に支持して、再度修正をする必要がないようにマネジメントしています。
オフショア開発では文化、価値観の違いからWeb制作における意思疎通が難しい。
事業の拡大(サイト構築など)

今までは受託案件に関しての仕事内容でしたが、僕が勤めている会社では自社サービスの開発も行っていて、それの事業拡大を行ったりしています。
- 商品を売るためのLPの制作
- オウンドメディアの構築
- SNSマーケティング
- 新たなサービスの企画・提案など
このようなことを行っっています。
僕はInstagramを活用していたり、ブログ運営をしていることから、Instagramでの集客サービスの事業やオウンドメディアの構築業務を担当しています。

今まで頑張ってきた事が仕事につながって、やってきて良かったとつくづく思います。
自社開発に関しては迫った納期がないので、1からサイトをコーディングしたりする事ができているので、より実践的なスキルを身につける事ができています。
WordPressの構築

僕のブログはWordpressで運営しており、さらにWordPressのカスタマイズ、静的なページにWordPressの組み込みをする事ができるので、自社サービスのオウンドメディアを作っています。
テーマを1から作ることはしませんが、テーマをダウンロードしてカスタマイズしたり、自社サービスがよりよく見えるサイト構築をしています。
WordPressを触れるエンジニアが僕ともう1人しかいないので、この会社の中では希少なスキルとなっており、仕事をいただく事ができています。
→ 【初心者向け】WordPressで自作テーマを作れるまでの学習方法を解説
まとめ
いかがでしたでしょうか!
自分で言うのもあれですが、会社の中では結構希少な人材として働く事ができているかと思います。
お世話になっている社長さんからも、「今までのインターンの中で一番よくやてくれている」と褒めていただいたり、僕を成長させようと様々な仕事を振ってくれています。
そもそもインターンで日本人エンジニアを雇ったのが初めての事らしく、普通のインターン生ができない業務経験をする事ができています。
ぜひこの記事を参考に、海外のIT企業で働くとどんな仕事内容なのか、どんなスキルが必要なのかの参考にしてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
